そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

人格転移の殺人

人格転移の殺人 (講談社文庫)

人格転移の殺人 (講談社文庫)

いや〜面白い玩具を手に入れた気分。
ストーリー云々は置いておいて、提出された謎だけ焦点を当てつつ紙とペンを持って取り組むのが吉。
ちなみに私は中盤でやっと分かった。別の人にミスリードされてちょっと負けた気分。


摩訶不思議な人格転移の装置、入れ替わりの環”スイッチ・サークル”。
そこへ一度入った人間は、一定の時間で次々と右回りに人格が入れ替わるマスカレードという現象が起こる。
スイッチ・サークルへ入った人間が2人なら2人、5人なら5人の間でのみ起こる。
さて、ここまでが設定説明。一転し、次は舞台人の登場。
地震が起こり、瓦礫のジャンクフード店からスイッチ・サークルへ逃げ込んだ男女6人。
目まぐるしく入れ替わる人格の中での殺人。誰が中に入っているのか?犯人の人格は一体?