そして円環はひらく

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検察側の証人

検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

2転3転、ラストで転がりまくって、さすが、クリスティの人間模様。
でも戯曲形式というだけあって行間で読みとる物がないので、読み物としては物足りない。
特に「私だったのよ」的タネ明かしのシーンは映像で見るとジャジャーン!と効果てき面な感じなのかも。


作品舞台は法廷。殺人の濡れ衣を着せられた男性が弁護士を訪ねるシーンから始まる。
妻の愛を信じ切っている人の良い夫と、夫を裏切って別の男がいる妻。
その口からは夫弁護の様子はなく、法廷ではまさかの事態により妻は追い詰められていく。
妻の真意は…。