そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

そして誰もいなくなった、症例A

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

再読。中学以来久々で、やっぱり面白いなぁと再確認。
驚きはないけどなんて心惹かれる設定なんだ。島に招待された客が一人ずつ殺されていく。
ひとつずつ減っていくインディアン人形と、子守唄に見立てた殺人。
この息詰まる閉塞感と焦りはクローズドサークルの真骨頂としか、もう言い表せない。

症例A (角川文庫)

症例A (角川文庫)

久々に助長な駄作読んだなー。ダラダラまとまりがなく文章がヘタ。一生懸命文献調べる前にプロット練り直したら?
これだけのページ数が必要だったのか疑問。
作品として起承転結のバランスの悪さが気になる。博物館の進行もサイドストーリーとして入ってこない。
医者ですら引っ張られるとか、解離性と境界性の見極めとか、知識としては面白く読めたけど、作品として言えば及第点には程遠い。

手元をふと見て、角川。あぁやっぱりな〜。