- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/02/28
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一作目の、妻に出て行かれた男が北海道まで小箱を運ぶ話が一番好き。
”コーヒーは実体としてではなく、記号としてそこにあった”
「UFOが釧路に降りる」より
この一文で、どれだけリラックスした気分から遠い所にいるか、
実感を伴っていない感じ、現実からの剥離感が伝わってきて、そら恐ろしい表現力だと思った。いまさらだけど。
”コーヒー=会話の句読点”の連想をうまく引き出すなぁと。
「UFOが釧路に降りる」から始まり「蜂蜜パイ」の終話で、希望に満ちた終わり方をしているのが不思議な感じ。
- 作者: 今邑彩
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 文庫
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