- 作者: フレドリック・ブラウン,小西宏
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1963/09/02
- メディア: 文庫
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ブラウンの復刊。クオリティもテイストもバラバラ。印象があっちこっち翻弄されて戸惑う。
「忠臣」チェスの作品。駄作すぎないか?アイデアを思いついてもボツると思う。
「○色の悪夢」のシリーズは中々面白い。あれくらいテンポ良いと楽しい。
「愛しのラム」奥さんを探しまくる旦那の話。”あなたが殺したのを忘れたの?ねぇ忘れたの?”って囁きが怖すぎる!
はじめ、家で奥さんの帰りを待ってた時に、押入れがなぜか怖くて開けられない、とか、庭にこんもりした土の山がある、とか、
あんなシャベル家にあったっけ?片付けるように言わなきゃとか、死体の伏線張ってたら完璧だと思った。
最後の2編、「悪ふざけ」と「人形」は本領発揮って感じで面白かった。中編くらいの長さで読みたい!