そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

異色作家短編集「無限がいっぱい」

無限がいっぱい (異色作家短篇集)

無限がいっぱい (異色作家短篇集)

やめられない止まらない♪


・グレイのフラノを身につけて
・ひる
・監視鳥
・風起こる
・一夜明けて
・先住民問題
・給餌の時間
・パラダイス第2
・倍額保険
・乗船拒否
・暁の侵略者
・愛の語学

「グレイのフラノを身につけて」
や〜出会った描写のリフレイン。おもろいな。
世話好きな叔母さん的存在。今一番必要とされている存在だとかw
「ひる」
こんな短期間で別訳を読むのは初めてで、中々面白い体験。
浅倉氏のが好みだ。
「監視鳥」
あまりにバカバカしくて笑える。それはもう既に初めから破綻してるだろう。
道筋のない学習能力に、定義付けのない”有機物”概念を持った殺人防止機械。
ダメだよそりゃーー!


「ひる」のイメージで、シニカルなユーモアを書く人かと思いきや、
もっと砕けたアホアホなブラックユーモアセンス。楽しい。
イマイチな捨て作品はある。けどまぁ全編通して満足。


私的ランク
「一角獣・多角獣」
「13のショック」
「キス・キス」
破局
「炎のなかの絵」
「無限がいっぱい」
「くじ」