そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

すべてがFになる

すべてがFになる (講談社ノベルス)

すべてがFになる (講談社ノベルス)

重いのの後にサクサク読めるのを選んで正解。
もうホント一瞬で内容忘れそうな感じの本w
こっちの方が正統派で大した矛盾も無くまとまってるのに、
何故か穴だらけで荒唐無稽な麻耶雄嵩の方に惹かれるね私は。


密室トリックも正統だし、最後もうまく纏めたなぁという印象。
システムの暴走は、プログラム自体がトロイの木馬とは私にも分かりやすく易しい。
妹と時計の描写が怪しかったけど、やっぱりなー!てな解答編じゃなかったのでとりあえず満足。
特に昔の両親殺害の真実が気に入った。
「お人形がやったんです、全部。私それを見てましたの」
ずっと人形ロボが殺人マシーンと化している映像が頭から離れなかったので、
楽しくギャップに突き落とされました。
子供が握っている包丁で、子供ごと抱えて刺すとはねぇ。


気になる点:
ウエディング・ドレスという小道具は何の意味が。視覚的インパクトを狙ったとしか思えん。
文字間隔がやたら開く行があるのは一体何なの?これが一番始終気になってしまった。