そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

神様ゲーム

神様ゲーム (ミステリーランド)

神様ゲーム (ミステリーランド)


平和な町で起きた猫殺し。同級生の可愛がっていた猫が惨殺されたのをキッカケに
少年探偵団は事件の解決に乗り出す。
いつもトイレ掃除で一緒の鈴木君。彼は自分を神様だと言う。
まさか、そんな馬鹿な…
でも神様なら、猫殺しの犯人も知っているんでしょ?
ゲームに付き合いながら、主人公は事件の核心へと知らずに近づいて行く。


まず、読者は鈴木=神様に付き合う。
彼の言う事は本当の事であり、神様の口から出た真実が事件の全容になる。
・ミチルが実行犯である
・共犯者とのHの現場を目撃されたから殺した
・共犯者は母親


共犯者については最後のろうそくを吹き消すシーン(天誅)で明らかになり
ろうそくの火が引火して燃え上がる事により母親が共犯者である事が示唆される。
また、母親の体が小さいという記述を伏線と読むことも出来る。
…さすがに同性愛者ゆえ本当の子ではないって設定はキツイけど。


本当の神様もこんな風に、人々の切なる願い事は聞きもしないくせに、
意外と簡単に天誅下しちゃうのかもしれない。


…と、綺麗にまとめてみたが、所詮は壁投げ本。
どうでもいいっちゃどうでもいいなぁ。