そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

ねじの回転

ねじの回転 上 FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)

ねじの回転 上 FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)

タイムトラベルが可能な未来。
プロジェクト「聖なる暗殺」のため、過去に遡行し、人類は歴史への介入を行ってきた。
その副作用として生まれた新たなウィルスHIDS。
蔓延を食い止めるため、国連は歴史の修正を行う。

人間に与えられる福音とは何か。


やだー面白くないー!
過去に介入して歴史をやり直すってアイデアは好きだけど、
時間が戻るその体に起こる苦痛、周りの人は停止しているその違和感、
この辺の表現がつまらない。
あと、ディテール。
時間を遡行する際の小物。懐中時計?
つまらん。
さらに、こういうタイムトラベル物ってパラドックスが面白いんじゃないの。なんで無いの。
ある事がきっかけで歴史の中に残る決断をした彼。
最後のシーンで誰かさんはその子孫と出会う。
この辺タイムパラドックスと絡めたら楽しいのに。


一体いつになったら逆上がりが出てくるの!と、伏線にヤキモキしながら、
あのような差し込み方でガックシ。


最後に、この薄さで上下巻に分けんなよ!
一冊で800円くらいにしろー