そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

どうして版権を渡したのか、角川。

S・キング【暗黒の塔】シリーズ。
中でも1巻の「ガンスリンガー」はmy人生の一冊。

その版権を新潮に渡した角川。
何故?キングの遅筆に嫌気がさしたのか?
もう完結したって話だったような…

元々角川はろくな出版が無く、文庫のカバーセンス・質共に嫌いだったが、
これで迷い無くダイッキライになりました。
大体ね、ホラー文庫って何さ?背表紙を黒くすりゃ良いってもんじゃないよ!バカな。


ところで私は文庫本が好き。
手にしっくり来る感じ、寝っころがって読んでも腕がだるくならない重さ、
鞄に難なく収まるサイズ、電車での堂々たる活躍、学生時代の授業中ひそやかな活躍。
ハードカバーは堅い背表紙に手の筋が攣りそうになる。

文庫の感じも出版社により多種多様で、私は中でも新潮が大好き。
文春(海外)のツルっとしたカバーは指紋が付くし、曲げたときの反発感が嫌。
幻冬舎の文字のでかさと行間の広さが嫌。
講談社の一貫した黄色い背表紙もあまり好かない。
ハヤカワはSF頼りだからいつもご贔屓目だけど
一番は新潮のつやのないカバーと(でもこれはこれで底が痛むけど)、
曲げたときに手にしっくり来る感じが好き。