そして円環はひらく

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嘲笑う闇夜

嘲笑う闇夜 (文春文庫)

嘲笑う闇夜 (文春文庫)


切り裂き魔に惨殺された3人の女性。ある田舎町では住民が恐怖に慄いていた。
警官、警部補、ライター、元俳優、自称作家、
誰が切り裂き魔だか分からない。噂では殺人鬼には殺害時の記憶が無いという。


究極のフーダニッド。という文句に惹かれて積読に参入していた模様。
ちょっと苦しいな・・・
何かが起こるんじゃないの?これからこれから・・というまま終わってしまった感じ。
いや実際は起きてるんだけど、筆力の所為か全く乗っていけない。
登場人物の狂気の盛り上げ方も今ひとつ。
細かく切ってスピード感を出すなら、もっと切り替えの冒頭でいちいち惹きつけてくれる場面切り替えのうまさか、
人物描写に長けてないと、名前だけ出されても入っていけんよ。


あえて削ぎ落としたという伏線だけどもうちょっと必要じゃないの。
フーダニットというにはもっと布石が無いと楽しめん。