- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 文庫
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この内容からして重厚なトリックは期待していなかったから、
・どうして少年は死ななければならなかったのか
・一体犯人は誰なのか
というネタについてはOK、充分に及第点。動物工学を絡めて上手くまとめていると思う。
引っ張るだけ引っ張られても、読者はどどんと来る種明かしを求めてはいけない。
とにかく甘酸っぱい青春メンバーの一員になり楽しむべし。
チェックしてた伏線
P15「…のところに行くつもりだった〜」→謎。
P69「ねぇ京也、ケイー」→携帯見たかったのね。
P109「手に入れたい相手」→先生。
P112五百円玉が京也の額に当たった→視野。
P310掛ってきた電話は?→お祖父さんが急変した電話。
最後に、死ぬ間際にバーベキュー仲間を呼び出すお祖父さん…素敵です。