そして円環はひらく

ただの読んだ本メモ、人が読む用には書いていません

シャドウ、エンドゲーム他

エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)

エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)

エンダーのゲームではありません、エンド・ゲーム。
常野シリーズ第3弾。このシリーズは好きなのでずっと文庫化を楽しみにしていた。
異形のモノ”あれ”が見える体質の一族の話。
人によって違う”あれ”の形がやはり面白い。苺だったり、ボーリングのピンだったり。
こういうの良いな〜キングのIT思い出す。

シャドウ (創元推理文庫)

シャドウ (創元推理文庫)

「向日葵の咲かない夏」の救済物語だそうな。
サスペンスとしての説得力はちょっと…と思ったけど(犯人、瓶”いけないもの”の解釈など)
力強い父親と子供の絆が描かれていて中々面白かった。
ただ、主人公以外の人物描写が薄いというか…特に同級生の亜紀が記憶を取り戻した後のご都合主義にカチン。

母親が目の前で死んで、
小さい頃の”悲惨な記憶”を思い出して、
その犯人を間接的に殺して、


またスイカを二人で食べようね、だなんて。なんて平和。
お前どんだけ悟ってんだ。仙人か?